千葉県市原市に住む野中強さん(27歳)は99年のプロジェクトから広報スタッフとして活躍していただいています。
野中さんは「骨形成不全症」という先天性の重度障害をお持ちです。
(この障害についての詳細は以下のWEBをご覧ください。
ネットワークO.I [骨形成不全症の患者の会]

全身の骨が発育不全なため身長は1m弱、体重は15kg。自力歩行ができないため外では自走式車椅子、自宅では座面が昇降する電動車椅子を使用していらっしゃるそうです。(「体が小さくて困ることは多々ありますが、介助する側にとっては小さくて軽いほうが好都合みたいです。」とはご本人の言葉)



KIDSに参加したきっかけ

 
「在宅障害者にボランティアを…」というホームページの掲示板で、当時KIDSスタッフだった、森川まるみ(通称、まるちゃん)さんが「ボランティアやります!」と投稿されていました。 僕はすぐにメールを送り、それから何度かメールのやり取りをして、電話で話しもしました。そして「映画を一緒に観に行こう!」と約束をしました。 まるちゃんの印象はとても明るくて、ものすごい元気で、声が大きくて、目も大きい!! 体が小さい僕から見て、ダイナミックでパワフルな人でした。 (まるちゃん、怒らないでね。)
映画を観てデパートの喫茶店でお茶のみしながら、いろんな話しをしていたらまるちゃんはKIDSで活動している話をしていました。時々、知的障害児の施設訪問をしていたようで、まるちゃんは働いていて旦那さんもいるし、息子さんも一人いるから、家事との両立だけでも大変なはずなのにボランティア活動までしているなんて!僕は尊敬しました。
 
  そして、次のメールでは僕を99年のKIDSプロジェクトに一緒にスタッフとして参加しないか?と誘われました。 「まるちゃん、何を言ってるの? 僕は障害をもっている当事者だよ。ボランティアする側ではなく、される側だよ!」と言いました。 すると、「介助できなくても、子どもたちの写真は撮れるでしょ?」と言われました。確かに、そう言われると言い返せません。 でも、まるちゃんは僕を強引に誘うことはしないで、最終的には自分の判断に任せてくれました。 僕みたいな者が参加しても、手伝うどころか自分の事もままならないので、僕の介助者を付けてもらわなければならなくなります。 そんな余計な手間をスタッフやボランティアの方々にかけてしまうだけだから、お断りするつもりでした。 しかし、まるちゃんは「そんな心配はいらない」と言って、僕の介助者を探してくれて、渡邊さんという男性スタッフを含む2名の人が自宅までの送迎を引き受けてくれたのです。 本当は心の中では参加したかったから、断らなくて良かったと思っています。  
  僕は生まれた時から成人になった現在でも、人の手助けを受けなければ生きていけません。自分は一生涯、人に迷惑をかける事が多々あっても、人の役に立つ事は全くないと思っていたのです。 だから、まるちゃんからKIDSに誘われた時、驚きましたが嬉しさでいっぱいでした。

 

活動内容

  99年から3年連続KIDSプロジェクトの広報スタッフとして活動しています。
デジカメを使って当日の雰囲気を撮影したり、事後交流会に参加して参加者の皆さんと交流を深めています。

今後もKIDSに参加していく事ができても、私は子ども達の介助はできません。でも自分は子どもたちと同じ、身体に障害をもっている当事者です。子どもたちと同じ目線で生活しているので、意見を代弁していきたいと思います。


 
プロジェクトに参加されるみなさんへメッセージ

 
これからの障害児はますます重度重複化しています。 ボランティアするにあたって、ケアは難しくなっていくかも知れません。 コミュニケーションも、会話はもちろん感情や表情をあらわす事が困難な子ども達と接することもあるかと思います。 そんな時は、こうすればいい!というアドバイスは難しいのですが、まずは子どもの顔をよく見ることかなぁと私は思います。 (しかし、あまりジロジロ見るのはNGです。本人や保護者は気分を悪くされることもあります。) あとは、介助する側も一緒に楽しみながら遊ぶ! 次第に子どもにも伝わってくれるのでは?と思います。 (参考になるアドバイスじゃなくて、ごめんなさい。)

まるちゃん、どうもありがとう! HPを見て、あなたにメール送って良かったです。あの時、2・3人に送りましたが今でも付き合いがあるのは、まるちゃんだけです。 KIDSの皆さん、今後とも宜しくお願いします。

 
ボランティア募集!

 

『市原で障害者の自立生活を考える会』協力者募集

同会は、障害を持つ方たちが、自らの『自立』について考え、それを実現していくために発足されました。会の趣旨に賛同し、協力してくれるボランティアを募集します。 運転、介助ボランティア募集。
「重度障害がある者は一番、何が困っているかと言ったら、外出時の足がないことです! 行きたい所や、やってみたい事も沢山あるのに、介助者がいません。」 
そこで、公共交通機関や貸出し用福祉車両"ゆうあい号"を使用しての移動時に運転、介助を担当してくれるボランティアを継続的に募集します。
多くの皆さんの協力が必要です。
よろしくお願いいたします。

1. 交通機関を使用した場合の運賃は会で負担します。
【定例会議は毎月開催する予定です。】
2. 申込・問い合わせ先 ichihara_goi@yahoo.co.jp(野中)